自宅でC言語学習の環境を作成する

目次

0. 準備するもの

  インターネット上でフリーソフト(無償利用できるソフト)として 配布されているものを利用する。 C言語コンパイラは,いくつか出回っているが, 日本ではLSI-Cの試食版(正規の製品版の機能限定版・お試しセット) がよく利用されている。Windows対応の本格的なシステム作りはできないが, C言語の学習には安心して利用できるので,授業の内容の家庭での復習 などには十分利用できる。
  LSI-Cは,純粋にコンパイラ(とリンカーなど)だけなので, C言語のソースプログラムの入力に使用するエディタも用意する。 これも何種類かあるが,LSI-Cと連動して利用できるものとして,CPad for LSI-C を使用する。
  さらに,これらのプログラムは(複数のファイルから構成されるので) ネットワーク上では,ひとつのファイルにまとめて圧縮された形(アーカイブ と呼ばれる)で配布されているのが常である。 これを元のファイルに戻すためのソフト(アーカイバー)も手にいれておこう。 したがって,用意するのは,次の3つのファイルである。
ファイル名 内容 入手先 説明
lhaca124.exe +Lhaca配布ファイル http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/ デラックス版のコーナーからダウンロードする
アーカイブ形式だが,自己解凍型(これ自体は見掛け上プログラムとなっ ており,実行することで自分自身を解凍する)のファイルとなっている。
lsic330c.lzh LSI-C 試食版配布ファイル http://www.vector.co.jp/soft/dl/maker/lsi/se001169.html LSI C-86 3.30c 試食版をダウンロードする
+Lhacaを用いて解凍する
lcpad231.lzh CPad for LSI-C配布ファイル http://hp.vector.co.jp/authors/VA017148/pages/cpad.html ダウンロードのコーナーよりCPad for LSI C-86をダウンロードする
+Lhacaを用いて解凍する

1. +Lhaca のインストールと環境設定

1.1 +Lhacaのインストール

  lhaca124[.exe] をダブルクリックして起動すると, 以下の画面が表示される。
Lhacaのインストール
図1 +Lhaca のインストール画面
  通常は,このままの状態でOKボタンをクリックする。

1.2 +Lhacaの設定の確認

  デスクトップ上に+Lhacaのアイコンが登録されるので,これをダブルクリック して起動する。
Lhacaの設定
図2 +Lhaca の設定画面
関連付けにLZHが選択されている(くぼんで見えている)ことを 確認して,OKボタンをクリックする。

2. LSI-C 本体の解凍

2.1 LSI-Cの解凍

  lsic330c.lzh をダブルクリックすると,+Lhaca が起動され, 解凍先の指定を行う画面になる。
LSI-Cの解凍先
図3 解凍先の指定画面
  起動されない場合は,1.2 に戻って,+Lhacaの設定をやり直して みる。場合によってはWindowsを再起動してみる。起動されたら, 上図のようにC:ドライブ(のルートディレクトリ)を選択してOK ボタンをクリックする。

2.2 LSI-Cフォルダの確認

  C:ドライブ(あるいは指定した場所)に lsic330c という フォルダが作成されたことを確認する。

3. LCpad の解凍と環境設定

3.1 LCpadの解凍

  lcpad231.lzh をダブルクリックすると,+Lhaca が起動され, 解凍先の指定を行う画面になる。
  2.1の図3と同様に,C:ドライブ(のルートディレクトリ)を選択して OKボタンをクリックする。

3.2 LCpadフォルダの確認

  C:ドライブ(あるいは指定した場所)に lcpad231 という フォルダが作成されたことを確認する。

3.3 LCpadの環境設定

  lcpad231[.exe]をダブルクリックで起動する。 [情報]という警告ダイアログが表示されるので, [OK]ボタンをクリックして,設定用の画面に移行する。
LCpadの設定
図4 LCpadの環境設定画面
  「コンパイラのパス」の右側にある[参照]ボタンをクリックする。
コンパイラのフォルダ指定
図5 コンパイラ(LSI-C)のフォルダの指定
  上図のように,フォルダをC:ドライブのlsic330cフォルダ内の binフォルダに切り替える。
コンパイラ本体の指定
図6 コンパイラ(LCC.EXE)の指定
  LCC.EXEを選択し,[開く]ボタンをクリックすると, LSI-Cの自動設定を行うためのダイアログが表示される。
環境の設定確認
図7 LSI-C環境の自動設定開始の確認
  [はい]をクリックし,下の画面になったら, [新しいファイルに書き換える]をクリックする。
環境の自動設定
図8 LSI-C環境の自動設定
  図4の画面に戻るので,[OK]をクリックする。
  次のような,新しいフォルダを作成する確認ダイアログが (2回)表示されるので,それぞれ,[はい]をクリックする。
新規フォルダの作成
図9 新規フォルダ作成の確認

4. LCpad(CPad for LSI-C)によるC言語プログラムの作成と動作確認

4.1 LCpadの起動

  すべての設定が終了すると,CPad for LSI-Cが起動される。 3.までの環境設定がすべて終っていれば,今後は,LCpadをダブルクリック することで,この画面から始まる。
CPadの起動画面
図10 CPad for LSI-Cの起動画面

4.2 C言語プログラム(ソースプログラム)の入力(または呼び出し)

  中央のサブウィンドウがエディタになっているので, C言語のプログラムを作成して動作を確認してみる。 たとえば,次のようなプログラムを入力してみよう。
C言語プログラムの例
図11 CPad for LSI-Cの動作確認のためのC言語プログラムの例
  新規に作らずに,以前に作成しておいたソースプログラムを 利用する場合は,ファイルメニューを用いて,呼び出し(開いて)おけばよい。

4.3 ソースプログラムの保存

  プログラムの翻訳と実行を行なう前に,プログラムを保存しておく。 ファイルメニューから保存すればよい。特に指定しなければ, 「マイドキュメント」の下の「C」フォルダに保存されるが, フロッピーディスクなど,別の場所に直接保存してもよい。
  既存のプログラムを呼び出して全く手を加えていない場合には, 再保存する必要はない。

4.4 ソースプログラムの翻訳と実行

  実行ボタンをクリックすれば,自動的にコンパイルと実行が 連続で行われ,DOSプロンプトの状態でプログラムが起動される。
プログラムの実行画面
図12 CPad for LSI-Cによるプログラムの実行画面
  必要に応じてデータをキーボードから入力して実行を終える。   以上で動作が正常に行なわれることを確認できたら,CPad を終了する。

5. 起動用のショートカットの作成

  CPadは,プログラムメニューには登録されないので, 起動を楽にするため,次の手順で, デスクトップ上にショートカットを作成しておこう。   今後は,デスクトップ上のアイコンをクリックすれば C言語のプログラミング環境が利用できる。